
日本人ハイカーにはまだまだ知名度の低いところですが、ダイナミックな尾根歩きとバックカントリー・トランピングが楽しめる、ニュージーランドでも数少ないトレッキングエリア。
時間に余裕のあるインデペンデントウォーカーには是非とも訪れて欲しい国立公園です。
行き方
基点となる町、セント・アーナウドへは、ネルソン、ブレナムから約100km、クライストチャーチから約340km。
ここには、モーテルやバックパッカー、DOCオフィス、商店などが揃っています。
公共交通機関はシャトルバスのみなので、時間のある旅行者向き。レンタカーがあればベスト。
シャトルバスは、ネルソン、ブレナムなどの近郊から利用可能。
ウェブサイトはこちら(英語)
歩き方
トラックコンディション
トラック情報
ロバート・リッジを超えて、レイク・アンジェラスへ(中級)

セント・アーナウドを起点にして、日帰りから数日のトランピングを楽しむのが一般的。レンタカーなどの足が無い人は、シャトルバスを利用するか、ヒッチハイク。
ロトイチ湖には水上タクシーもあるので、うまく利用すると、広範囲にトランピングを楽しむことができます。
水上タクシーのウェブサイトはこちら(英語)
フィヨルドランドやマウントクックほど雨は多くないものの、天候はとても変わりやすく、気温の変化も著しい。春や秋は雪が降ることも多い。また尾根線は突風が吹いたり、視界がほとんどなくなるほどガスってくることがあるので、天気のチェックは入念にしなければなりません。
ルートが多いので、あまりメジャーではないトラックでは、ルートファインディングが必要な箇所もあります。メジャーなルートはサインがしっかりしているとことが多く、川の渡渉もないので、道に迷うことはあまり無いでしょう。
マウント・ロバート周遊コース(初級)
トラバース・サバイン・サーキット(中〜上級)
時間のない人も、初心者でも気軽にネルソン・レイクス国立公園の魅力を味わえるコースです。
セント・アーナウドを基点に、お弁当を持って、日帰りでゆっくりハインキングを楽しむには最高のロケーション。森林浴ウォークではなく、360度に広がる景色を眺めならの、爽快なハイキングです。眼下に広がるロトイチ湖が眩しく光って見えます。
ニュージーランドのハイキングによくある、単純往復ではなく、ぐるっと周遊できるのも魅力のひとつです。
トラックスタートになる駐車場から、時計回りに周るのがいいでしょう。反時計回りは登りがきついかもしれません。これは個人の好みによりますが。
マウント・ロバート(1421m)までを標高差約500m登ります。
ネルソン・レイクスへやって来て、小屋泊まりの装備がある人には是非歩いて欲しいルート。
マウント・ロバートまで一気に駆け上り、ロバート・リッジという名の尾根線を歩くトランピング。ニュージーランドでは尾根線を歩くトランピングコースはあまりないので、このルートは気軽にアクセス出来る点で、貴重なルートです。
尾根線からの風景は、まるで北アルプスの槍から穂高への縦走を髣髴させる、空中散歩トレッキングを楽しめます。男性的な荒々しさを感じる山岳風景は迫力満点。
トラックスタートからレイク・アンジェラスまでは6〜8時間かかりますが、様々に変わる変化と、何よりも「歩く」という行為自体が楽しくなって時間を忘れてしまいます。
マウント・ロバートからは、左にすり鉢上のスキー場を眺めながら、Flagtop(1690m)、Julius Summit(1794m)などの小ピークを超え、終盤に差し掛かる頃には、眼下にコバルトブルーに輝く、レイク・アンジェラスの姿が現れます。疲れた身体にはこの湖の美しさが天国のように感じられるでしょう。
湖まで一気に下って、アンジェラス・ハットへ。湖畔にひっそりと佇む、ロケーション最高のハット。NZでもこんなに素晴らしい場所に立つハットも少ないでしょう。
僕は1泊だけしましたが、また訪れたときは2泊して近場の山に登ったり、湖畔でゆっくり読書にでもふけってみたい所でした。
アンジェラス・ハットからセント・アーナウドへ帰るルートは3ルート。
ひとつは同じ道を戻る。
ひとつは少し戻ってスペアグラス・クリーク・ルートを下り、スペアグラス・ハットを経由して、前日のスタート地点へ戻る方法。
もうひとつがカスケード・トラックを下ってトラバース川まで行き、ロトイチ湖畔に立つ、コールドウォーター・ハットかレイクヘッド・ハットから水上タクシーでセント・アーナウドへ戻る方法があります。
スペアグラス、カスケードのどちらのトラックも一部分かりづらいルートもあるので、初心者で一人で歩くには少し危険かもしれません。
上の地図をクリックすると、詳細地図が見れます。
中〜上級者向けのバックカントリートランピングルート。4〜5日間かけて周遊します。
スタートのセント・アーナウドからロトイチ湖を右に見ながら、レイクヘッド・トラックをを進み、トラバース川の谷を登って、トラバース・サドルを超え、サバイン・トラックでロトロア湖に下り、セドリック・トラックを登って、アンジェラス・ハットへ。
最終日はロバート・リッジを超えて、セント・アーナウドへ戻るコース。
ハットも充実していて、快適に宿泊することが出来ます。
ネルソン・レイクスの大自然を全ての角度から満喫できるバラエティに富んだコースです。